東京と京都の移動が多くて疲れがなかなか取れん。気力と体力と云いますが、やはり歳のせいじゃろうね。
先週の土曜日に高野山に行こうと思いながらも起きることが出来たのが12時過ぎ。諦めて翌日の日曜日に行こうと思い、目覚ましを6時にセット。
しかし再び起きる事が出来ずに目が覚めるとやはり12時近く。
来週に変更と云うことになりました。外に何の予定も無いもんね。
そして迎えた2月5日。目覚ましは5時にセット、再び起きれる自信はありませんが・・・・
一応5時の目覚ましに反応。しかし2度寝に突入。
それでも8時に目を覚ますことが出来て、9時に出発です。
京都市営バス、京都市営地下鉄、阪急電車、大阪市営地下鉄を順調に乗りつぎ、難波に到着したのが11時。
13時頃にはこの難波に帰ってきて、大阪で旨いランチでも食おうとしていた計画は パーになる。
高野山までは南海電車が行くことは知っていたのですが、行くのは初めて。
私鉄なのに券買機でなく、乗車券を売る窓口があったので聞いてみる。
「高野山まで行きたいんですが・・」
「11時12分発の特急こうやでよろしいですか?」
「はい」
「片道1990円になります」
「エッ 1990円もするの?」
「禁煙席でよろしいですか?」
「禁煙席お願いします」 しかし、今どきたばこが吸える電車があるのかと少々驚く。さすが大阪じゃね〜
禁煙席もそうだが、南海電車は私鉄なんで5〜600円で高野山まで行けるとおもてたんで、その運賃の高さに驚く。
往復で4000円か・・・・・
南海電車の特急こうや。南海電車難波駅の3番ホームより定刻通りに出発です。
携えた御朱印帳に目指す高野山金剛峯寺のイラストがあり、ここに最後の御朱印を頂きます。
特急電車内はガラ空きで、こんな時間より高野山に向かう乗客は少ない。
大阪の南部、いわゆる泉州と云う地域を走り抜け、和歌山県の橋本駅に到着。ここから高野山までは単線で各駅に停まるようになる。
その途中に和歌山県九度山町の役場が見えた。昔にこの役場に営業に来たことを思い出す。
思えば遠くへ来たもんだ〜・・・懐かしいな・・・・あんなに頑張っていたのに・・・・・
電車はこの単線区間の橋本駅から極楽橋駅まで徐々に高度上げて行く。と同時に時間もどんどんと経過。
高度を上げるに従い周囲は雪景色に変わって行きました。
そして電車は終着駅の極楽橋に12時30分過ぎに到着。いい名前の駅だ、オレも死んだら極楽に行けるのだろうか?などと思う。
ここからケーブル電車に乗り継ぎ、最終の高野山駅に向かう。駅員が乗り継ぎのケーブル電車の出発時間が近いことを告げているので、
慌てて「切符、切符」と少し焦るが、難波駅で購入した特急料金にはケーブル電車の料金も含まれていて・・・・・・・安心する
そして到着した高野山駅です。なんかモダンチックな駅舎ですね。
駅前のロータリには南海バスがずらりと並んでいます。このロータリの部分は綺麗に除雪されていますが、周囲は雪雪です。
ちょ〜寒い
歩いてお寺まで行くもんだと思っていましたが、このバスかタクシーでしか高野山の中心地や金剛峯寺には行け無いようなんで、バスに乗る。
何も考えずバス1日券800円を購入したが、金剛峯寺の最寄り駅までと高野山駅の往復しか乗らなかったので1日券は全く必要無かった。
高野山はお寺を中心とした町で人口は四〇〇〇人程だそうだ。
郵便局や銀行も白壁を多用した建物で、小綺麗な街づくりが好印象。世界遺産にも登録されているのがわかります。
と とある薬屋の看板に懐かしい文字がありました。 陀羅尼助丸 超懐かしい〜。
日本最古の和漢薬。今でも売ってるんやね
そして目的の金剛峯寺に到着。そして念願であった最後の御朱印を頂く。
金剛峯寺の拝観料は500円なので中を見学する事にする。雪のせいか拝観者は少なく、狩野探幽の襖絵をほぼ貸切のように見る事が出来た。
撮影・模写は禁止と書かれてあるので残念ながら写真は撮れませんが、良いものが見れました。
そして豊臣秀吉の養子であった秀次が切腹した柳の間は、その柳の襖絵にも悲壮な無念が詰まってましたね
コースは新別館になり、そこは守屋多々志と云う画家の襖絵に変わる。また途中でお接待のお茶と菓子を頂き、ホッコリ小休止。
ご覧の様な雪で日本一の広さをもつ石庭の蟠龍庭は残念です。
コースの最後は当にバックヤード、流し場や二石釜と云う大釜を見る事が出来ました。釜1つで7斗(98kg)の米を炊くことが出来ると云う。
3つの釜で一度に二石(280kg)、二〇〇〇人分のご飯が炊けると云う。蓋の取っ手のデザインが斬新です。
今回、寝過ごしたせいで広い高野山の中で金剛峯寺しかお参り出来ませんでした。
根本大塔や奥之院などの見どころも多い。今回メイン通りから離れると雪がようけ残っていて寒かった。
また来たいですね、今度は暑い夏に、宿坊に泊まり、精進料理を頂きゆっくりと。