京都 季節の歳時記


平成24年 冬の終わり

 「東風吹かば、匂いよこせよ梅の花、主なしとて春な忘れそ」
今年の冬は、例年に無く全国的に豪雪だった。
京都市内は例年並みの寒さで、2度ほど雪で白くなった程度。
しかし京都でも舞鶴や宮津方面の北部地域は大雪。
寒かった冬も終わり、日々春が近づいているのを感じる今日この頃。
天気もいいので、デジカメを持って冬の終わりを撮りに行った。

梅宮神社

 
白梅
 
紅梅。ピンボケ

平成23年 晩秋
12月に入る頃になり、ようやくと京都も紅葉が始まりました。
京都に住んでいながらも、嵐山とか東福寺で紅葉狩りなんて夢のまた夢。
なんやかんやで忙しい上に、貧乏ヒマ無し。
いつものように仕事の途中に見つけた紅葉を、安物のデジカメでパチリ。  ・・・・ 寂しさが身にしみる。


 
堀川通の中央分離帯にある公孫樹。
 
公徳公園 中央市場の北側、五条通を上がった場所の公園で見つけた山帽子。ことしはハナミズキの色付きが悪いが、綺麗な1本があったんでパチリ。
その隣のケヤキは黄色く紅葉。でも通路を挟んだ向かいのケヤキはこの様に汚く葉が枯れてる。
ケヤキは不思議やね〜5m程離れた隣と同じ様にならん。
 
仕事で行った花山神社(京都市山科区西野山欠ノ上町65)の境内にある紅葉。
もう今年はダメかな〜と思っていましたが、見事に色付きました。
 
大徳寺の西側土塀の外にある公孫樹です。
正確には奥に見える今宮神社(京都市北区紫野今宮町21)の参道に並ぶ公孫樹ですが、土塀とその中にある青竹のコントラスが
綺麗でした。
ついでに大徳寺の東側にある駐車場にも行ってみた。そして駐車場内の公孫樹と紅葉。

平成23年 初秋 新発見

暑かった夏がなつかしく思える、朝晩の冷え込み。
京都市内の北山通を走っていると中央分離帯にヒガンバナが咲いている
秋の訪れやなと思う。
その所々に、白いヒガンバナを発見。生まれて初めて白いヒガンバナを見た
(*゚▽゚)ノ
北山通のヒガンバナは、中央分離帯に群生しているのでは無く、等間隔で生えていたんで、もしかしたら人の手で植えられたものかも。
しかも植物園の北側の一部にしか生えていない。
そんな中で5株ほど白いヒガンバナが混じっていた。
それも1株ずつ、点々と。
何かエエことあるかも?と思った1日やった。


こんな感じで生えてて、こんな感じの白いヒガンバナが混じっていた。

定番の奴と白いの、なんか見つけてうれしかった。



秋の匂いと云えば松茸
でもここ最近はご無沙汰です。
でも金木犀の香りは、違うこと無き秋の匂いでしょう。
この匂いを嗅ぐと、秋が来たなとマイキー的には思う。
秋の香りと云った方がエエかな。一番好きな香り。甘い香りが心を引き付ける。

京都市立図書館にあった金木犀。


本当にええ匂いが漂っていた。
金木犀と云えば、堀口孝雄の「君の瞳は100万ボルト」
金木犀と云えば高校時代。
金木犀と云えば田舎の匂い。
金木犀と云えば母の匂い

 
花の色も、いい香りがしている色に見えます。

23年春 サクラ京都


平野神社の桜
 東北の大震災で何にもやる気が湧かん。それどころか出歩こうと云う気分にすらなりません。平野神社の近くに用事で出かけたので、そのついでに行って見ました。
4月も10日を過ぎ、既に散っているかな?と想像しながら行ってみると、まだだいぶ残っていました。そして平日なのに多くの人。マイキーもその1人ですけど。
しかし、エーね桜は美しい。見ていて飽きのこない清潔感のあるサクラ色です。ピンクではありません桜色です。そしてこの美しい日本語。

散り始めている桜もありますが綺麗です。
そう云えば平野神社の神紋は桜。それも山桜、変わっていますね。京都の神社で他に桜の神紋あったかな?と疑問が発生。帰ったら調べてみよう?
平野神社は古い神社で、都が京に移った後に、奈良からやってきた神社です。本殿は千本丸太町の方向に向かって建てられています。

 
舞台殿の横にあるしだれさくら。
 
本殿の手前にある「衣笠」と云う名前の桜。ソメイヨシノや八重桜とも違う趣があります。           神紋の入った提灯 「山桜」です
 
境内の南に広がる桜並木には、境内一杯に床机が置かれ、通路以外は有料席                    このしだれ「紅枝重」と云う名前でした
近くにあったしだれ桜の下には床机が無く、ブルーシートが敷いてありましたが、思いっきり「有料席」とサッポロビールの下地に張り紙が付けられていました。
興ざめや。

平成22年小さい秋、ちいさい秋


 京都市の北に広がる京北町は、以前は船井郡京北町と云い。京都市とは異なる町だった。
しかし平成の市町村合併により、京都市と合併した。そして京都市の右京区に組入れられ京都市右京区京北町となった。

一応行政上は京北町も京都になったのでドライブを兼ねて何か「初秋」を探しに出る。
京北町は山深い松茸の産地松茸にはとんと手が出ないが京都市内には無い自然が広がっていた。
 

稲刈りの終わった畦や土羽に鮮やかな朱のヒガンバナが咲いていた。超懐かしい光景です。



川の中州や法面、土羽にススキが咲いていました
秋と云えばススキに団子と云う風物詩は、TVショーの中で見るだけになってしまったこの頃。子供の頃、お月さんに団子をお供えしていたのは、田舎の頃の自分の記憶
なのか、TVでの話だったか?最近はその区別も付かなくなってきた。


 
ススキを見ると秋の深まりを感じます。団子もしばらく食ってねえな。
秋桜が車道沿いに延々と咲いています。この辺の景色も、京都とはずいぶん違うものです。
信号のない、車の少ない道を、あても無くのドライブ立ち寄った自販機のコーヒーはもう温かくなっていました。まだ早いやろう!!!(●`3´●)ともおもいましたが、
しかし朝晩は結構寒く成ったのかな。京北町では?
 そんな処にも秋の到来を感じました。
 

京都市内の真ん中にある京都リサーチパーク。その中庭にあったハギの花
これも秋の始まりを感じさせてくれますが、こんな町の真ん中に在ったとは・・うれしい!!




次は嵐山の紅葉がたのしみです。

平成22年度 暑い暑い夏 京都

 
堀川通の紫明の交差点。三角州のような中央分離帯の中の公園にある百日紅(サルスベリ)の木。記録的な暑さの京都の広い空に枝を張る、
百日紅の見事な花を、ガンガンにエアコンを効かせた車中で見つけました。その景色が涼しげでとても綺麗なので写真を撮ろうと思いました。
しかしその時は予定があったのでパス、更にタイミングが悪く1週間ほど過ぎてしましました。

何とか都合を付け再び行ってみると、だいぶ花が散っていました。


平成22年度 桜の春 京都

円山公園のしだれ桜

 
10数年ぶりに丸山公園の桜を見た思い出だけが膨らんでいて、枝ぶりの良い黒い巨木に満開の桜を想像して公園を上った。
しかしそこにあったのは、枝を下ろされすっかり小さくなっていた。その身軽な枝の中にも花の付いていない枝もあり、まるでリハビリの途中のような姿の
桜だった。


円山公園のしだれ桜のべストショット
写真では
満開で綺麗に見えますが、名所円山公園のしだれ桜と云う名前とは大きなギャップを感じた。

六角堂のしだれ桜
去年初めて見ましたが、花が小さく可憐な感じです。数多い桜としての評価や名所として有名かどうか判りませんが、ピンクの色が少し濃く、綺麗なしだれ
桜だと思います。

 

木屋町通のソメイヨシノ
高瀬川を覆うように枝を張るソメイヨシノ。幹が黒く桜の花びらとのコントラストが綺麗だと感じました

 

東本願寺前
烏丸通東本願寺前の中央分離帯。 アスファルトの歩道に桜の花が散っていました。


散ってもまた美しい光景を創ってくれましたサクラロードです。


平成21年度 京都のプチ紅葉

 ヒマなようで中々時間が取れず。日曜日は観光客などの人出が多いので、外出を控えていると、もう紅葉も終わりの時期。
今年こそはと、思い続けてここ何年か同じことの繰り返し。
車中から街路樹や北山の色付き具合を観察していましたが、10月の下旬に急に寒くなり。又激しい雨もあり。その後、暖かい日が
続くなどのせいか、今年の紅葉は綺麗でない感じがします。
特にハナミズキは落葉や変色が顕著でいいショットを撮る間もなかった。
と云うことで又来年。
京都市の烏丸御池の交差点。21年10月
 

同じケヤキ(欅)なのに色つきがバラバラ。片や黄色く片や樹冠のあたりが赤く紅葉それ以外はまだ緑のまま。

すぐ近くの
御池通(スポーツ館ミツハシの前)にもあった。黄色と色の悪い信号の様なケヤキです。

毎年の定点観測地、堀川通今出川通〜紫明通の間 21年11月下旬
 
中央分離帯に植えられた高木の此処のイチョウは本当に綺麗。中央分離帯に設けられた散策道に敷き詰められたその様子に、
京の都の晩秋の到来を感じさせます。

京都市北区千本北大路下ル 上品連台寺 境内 21年11月下旬

千本通りを北に進むと、勾配がきつくなりますが、千本鞍馬口を超えたあたりから見える大紅葉。立派な枝振りと鮮やかな赤色
通常は紅葉していない青い葉や色付き始めた黄色などが混ざりまさに錦色になりその色がすばらしいのですが、上から下まで
見事に赤色の一色に染まっています。

 

京都市中京区御池通 ギモンドホテル前 21年12月初旬 
 
降雨後の歩道とアスファルト車道の上。早朝だったので車にも踏まれずに散っている様が綺麗だったので撮ってみた。

                               

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